浅草散歩

旅行
スカイツアーズ

ずっと土日午前は予定が入っていたため午後から遊びに行くとしたらどこだろう。
秩父とか奥多摩かな。栃木静岡くらいまでいけるかな。
なんていろいろ考えた挙句、結局東京出るなら丸1日とれるときにいきたいな
という結論にいたり遠出はあきらめる。

とても暑い日で、明るいうちから太陽の下で冷たいビールを飲んでべろべろになりたい
と思い始めたので浅草にいくことにした。
何度も何度も行っているのにいつでも何度でも行きたい大好きな場所。
わたしは都内の電車移動が大嫌いなのだけれと、それを我慢してまでも行きたい場所。

まずは雷門をくぐり仲見世通りをとおって一目散にホッピー通りへと向かう。

しかし土曜日の昼間だったので、ホッピー通りは大混雑。
どこのお店も外の席は見た限り全部うまっていて
空席を探すうちにホッピー通りを抜け切ってしまった。
飲兵衛だらけだな・・・

ホッピー通りを抜け切ったところの東京楽天地浅草ビルの外壁に
横丁という文字を見つけて気になったのでふらりと入ってみることにする。

4階まで行くと、いきなり雰囲気が変わり
ネオンだらけのまさにフォトジェニックな空間が目の舞にいきなりあらわれる。

なんだかどこかのテーマパークに来たみたい!

外国にいるような気分になってきて、浅草にいるのを忘れそうになる。

ビアバー、やきとり、韓国料理、お寿司などがならんでいて
思わず入ってしまいそうになったけれど
どうしても外でビールを飲みたいという気持ちが抑えきれず
後ろ髪引かれながらこのおしゃれスポットをあとにする・・・。

韓国料理のお店とお寿司のおみせがとっても気になったので
外でビールを飲みたいと思わない時にでも来てみようと思う。

浅草横丁HP

ホッピー通りにもどってもあいかわらず人がいっぱい。

そこで、小道に入ってうろうろしてみる。
はじめてホッピー通りらへんの脇道にはいったけれど
脇道にもいろいろなお店があってひっそりと飲めることを知った。

奇跡的に1席空いている席があったので
とりあえずお店のおじちゃんに外席いいですか?と聞いてみる。

OKをもらえ、やっとビールにありつける。

冷奴と牛すじ煮込みがとてつもなくおいしい。
韓国料理ってかいてあったのにぜんぜん韓国料理なかったな・・・
それにしても昼飲みって、生きてるって実感するなあ。

浅草金ちゃん 食べログ

ほろよいになって次はどこ行こうかな〜とうろうろし始めたら
もんじゃのお店でおいしそうに焼かれているもんじゃ焼きを見てしまった。
それまでもんじゃ焼きなんてぜんぜん食べたくなかったのに
どうしてももんじゃ焼きを食べたくなり、もんじゃ焼き探しスタート。

昼間のホッピー通りは最高だけれど、夜のホッピー通りもとってもきれい。

もんじゃ焼きと書かれているお店を端からのぞいてみるけれど
どこも長蛇の列ができていてなかなか入れそうにない。
並んでいるお店は大体もんじゃ焼きのお店だということに気づいた。

どこのお店の看板にも「浅草名物!」なんて書いてあるのだから当たり前か・・・
でももんじゃって月島の名物じゃないの?
空いていないからってもんじゃ焼きを諦めることなんて絶対できないから
どこかしら空いているだろうと血眼になってお店を探す。
食への執着心すごい。

何件か並んでいないところを発見して意気揚々と入ろうとしたら
営業時間外だったり貸切だったりで心を折られる。
ホッピー通りで探すのはあきらめ、最悪浅草から移動してどこかで食べるかと思い
駅にむかって歩き始めることにした。

浅草の夜は本当にきれい。
昼間にいくと下町感あふれるにぎやかな街の空気を感じることができるが
夜は静かでやさしい光が増えてがらりと雰囲気が変わり、レトロ感が強まって情緒的な雰囲気が増す。

昼間は気づかなかったお店や景色をたくさん発見できる。

浅草を歩いていると所々見えるスカイツリー。
昼間は気づかないことも多いけれど
夜歩いているとこんなところからも見えるんだと嬉しくなる。

ちなみに浅草からスカイツリーまでは徒歩でだいたい15分くらいなのだが
隅田川沿いの、公園や遊歩道をのんびり歩けてとてもおすすめ。

すっかりとシャッター街になった夜の仲見世通り。
もっと遅い時間になると照明がもう少し落ちてもっと雰囲気がよくなる。

浅草寺もわたしは夜の顔の方が好きかもしれない。
あ〜かっこいい。とひたすら呟きながらシャッターを押す。

教科書にのっていた平安時代を思い出すような迫力ある美しき建造物。
1400年近い歴史がある浅草寺は今までに20近く再建されてきたらしい。
歴史を知り、守り、そこがやがて観光地になって多くの人を魅了するって
なんて素敵なことなんだろう。

おみくじなんかも久しぶりに引いてみる。
何歳になってもおみくじってドキドキワクワクする。

浅草寺HP

どこを切り取ってもエモい浅草の夜景。
妙にマッチする昔ながらの下町の風景と現代的な東京スカイツリー。

誰これ。

浅草の夜景に見惚れていると、空いていそうなもんじゃ焼き屋さんを見つける。
おそるおそる入れるか聞いたらOKと言われテンションが上がる。
チェーン店ぽいお店だったがもう他に探すのもめんどうだったのでここに決める。

お店の前の看板に載っていたでっぷりとした明太子の写真がものすごくおいしそうだったので
席に着いた途端すぐさま注文をする。
タッチパネル注文で、なんか浅草でもんじゃ食べてる感じしないなあと少し味気なさを感じながら
明太クリームもんじゃとコンビーフもんじゃとトッピングのベビースター
そしてもちろんビールまでしっかりと注文。

店員さんが具材を運んできてくれて、お作りしますか?と聞いてくれた途端
自分で久しぶりに作りたくなり作らせてもらう。
小さい頃からよく両親がもんじゃ焼きパーティーを家でやってくれて
それがとても好きで、「今日はもんじゃ焼きね」といわれると
ものすごく嬉しかったのを覚えている。

そのため、もんじゃ焼きとお好み焼きをつくるのは得意である。
(誰でも作れるか。)

よくある明太もんじゃよりクリーミーでやわらかい味でとても美味しかった。
他にもふつうのもんじゃ焼き屋さんでは見ないようなウニなどをつかった
めずらしいもんじゃ焼きメニューもあったのでまた行ってみたい。

もんじゃいろは 食べログ

帰りは電気が消えた仲見世通りを見たく、少し遠回りして帰る。
なんてエモいのだろう。
昼間賑わっている仲見世通りも雰囲気があってよいけれど
夜の仲見世通りは全く別の場所のようだ。
21時か22時ごろに電気が消えるようなのだが、わたしはこの景色が本当に大好きだ。
とても奥ゆかしくて上品だなーと思う。
浅草にきたら、少し遅い時間までいて、ぜひこの景色を見てほしい。

有名すぎる雷門。
毎回毎回同じなのについつい裏も表も写真をとってしまう。
それくらい魅力的で何度見てもかっこいいし美しい。

何度行っても毎回新しいことを発見して毎回新しいストーリーが生まれるのが旅行。
「ここは1回行ったから・・・」なんて言わずに何度でも行きたい。
人生はちょっと短すぎなんじゃないかなんて考えた1日であった。

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