わたしは本屋さんで旅行誌をパラパラとめくって行きたい所を探すのが好きなのだが、
ある日新潟の旅行誌を見ていてでてきた
超絶おいしそうなでっぷりとしたおにぎりの写真を忘れることが出来ず、
絶対に近いうちにここに行こうと決めていた。
7月の3連休があさってからはじまる、どうしようどこにいこう、
と思った時にふとおにぎりが頭に浮かんできて、
そうだ、あのおにぎりを食べに新潟に行こうと新潟行きを決めた。
前々日に新潟行きが決定したにもかかわらず、前日は飲み会でろくに予定も立てず、
3連休初日の朝になってやばいホテルだけでもとろうと
いそいそと予約サイトをあさってビジネスホテルをとる。
新潟駅のホテルを取ったつもりが、よく見たら長岡のホテルを取っていた。
お目当てのおにぎりは新潟駅だからなかなか遠いい。
まあいっか安かったからとひとまず長岡に向かうことにした。
10時頃の新幹線で行って新潟で美味しいお米をお昼に食べようと思っていたのに
朝弱いわたしには到底無理で、だらだらと準備をして13時すぎの新幹線に乗る。
なぜか無性にまい泉のカツサンドを食べたくなってしまい
新幹線の毎度の楽しみの駅弁は諦め、まい泉のカツサンドとビールを東京駅で購入。
ハニーマスタード味が新登場したらしい。久々のまい泉ウマイウマイ。
約1時間半で長岡駅に到着。
早すぎて寝る暇もなく一瞬で新潟に着いてしまった。新潟ってこんなに近かったのか。
改札を出てすぐのちょっとシックな雰囲気のお土産屋さんのようなお店に
吸い込まれるように入っていくと、さっそく日本酒を飲めるところを発見!
しかも500円で5コイン貰えて好きな日本酒(1コイン~5コイン)を飲めるらしい!
1コインのものだったら5杯も飲める!
日本酒は得意でなくむしろ苦手なくせにウキウキしながら受付で500円を払い
5コインを貰う。
電子マネーやらQR決済も使えて現金を持たない人に優しい。
受付にはちょっとしたおつまみなんかも売っていて、それもコインと交換出来る。
さて、いよいよ日本酒を選ぶ時が来た!
しかし日本酒について何も知らないのでどれを飲めばいいかまったくわからない。
大量の種類の日本酒があって焦る。
多分そんな人のためにある、お酒を選んでくれるAIくん。
いくつか条件を入力していくと、3種類のお酒を提案してくれた。
ひとまず美人という言葉に引かれて越後美人という日本酒を飲むことに。
きゅうり?かいわれ?クレソン?うん、なんかわかる気がする。。。
その後は店内に置いてある日本酒の説明カードを端から見て
おいしそうだなと感じるものを直感でえらんでみた。
(実際に飲んだのは越後美人と天神囃子と雪兜silver editionとつなん藍。
天神囃子がたしかにカード通りワサビっぽい感じがしてすごくおいしかった!
カードを見て飲んだから思い込みかもしれない。)
こういうのを見ながら飲んでみるとなかなかおいしい気がしてくる日本酒。ハマったかも・・・。
おちょこは通常のものより少し小さめで1回でそれに1杯分つげる。
おチョコをセットしてコインを入れて黄色いボタンを押すと
ちょろちょろと日本酒が出てくるのだがこれがかなり楽しい。
コイン3枚の高級っぽい銘柄と
2枚の準高級っぽい銘柄のみ飲むのもありだななんて思いながら
コイン1枚のものを3つ、2枚のものを1つ飲んだ。
コイン5枚のものもあるようで、いつかそれも飲んでみたい。
なれない日本酒を飲んでほろ酔いで駅を出てふらふらと街散策スタート。
大手口からでると広場のようなところがあり花火の打揚筒と玉のモニュメント?を発見。
そういえば長岡と言えば花火大会が有名じゃん!とここで気づく。
どうやら今年の花火大会は8月の頭、2週間程先らしい。
日本三大花火のひとつを見てみたかったけれど
人混みを想像したら花火大会とずれててよかったと思わず思ってしまった。
駅から歩いてすぐのところにガラスと木を融合させているなんだかオシャレな建築物を発見。
(ちょっと旗多すぎでじゃま・・・)
アリーナや市民交流ホールやシアターなどがあり
市役所本庁機能を一体化させた施設のようで、建築家はかの有名な隈研吾だそう。
写真だとぜんぜん伝わらないけれど、かなり迫力のある壮大な空間で
思わず足をとめて見惚れてしまうほどの建築物。
まさにアート。建築家っていうか設計できるひと本当にかっこいい。
お腹が空いてきたので、新潟の郷土料理であるへぎそばを食べに越後長岡小嶋屋へ行くことに。
へぎそばとはつなぎに布海苔という海藻を使った蕎麦をへぎとよばれる板に盛り付けた切り蕎麦で
新潟の魚沼地方発祥といわれている郷土料理。
7月の3連休の初日に訪れた長岡であるが、街はほとんど人が歩いておらず
お店もシャッターが閉まっているところが多くかなり静かな中
ものものしい風格の建物が現れる。
いかにもお蕎麦屋さんという感じの建物。
中に入るとかなりきれいおしゃれな空間でとても落ち着く。
もちろんお目当てのへぎそばを注文。とろろと卵がついてくるものにしてみた。
おまちかね、新潟名物のへぎそば。
薄い透き通った緑色の儚い麺、ああとてつもなく美味しそう・・・。
まずは麺つゆにつけたのみでいただく。おいしい!!
でもやはりふつうのそばと少し違う。あ!海苔の味する!というわけではないけれど
この違いがつなぎの海苔によるものなのだろう。
とろろと卵とあわせるのも最高に美味しかったのだが
そばが美味しすぎて結局ほとんど麺つゆのみでそのまま食べてしまった。
ぺろりと一瞬で吸い込むように完食。倍たべたかったな〜。
へぎそばに大満足したのでいったんホテルにもどって休憩。
ホテルのフロントで「レモンサワー何倍飲んでも100円券!」というものを発見したので
さっそくその券を使える居酒屋に向かう。
昼間街にはほとんど人がいなかったのにお店の中はほぼ満員でびっくりする。
佐渡の甘エビや長岡名物の栃尾揚げやお刺身盛りなど
美味しい新潟名物を食べて美味しいお酒で初日終了。
2日目のお目当ては魚のアメ横と呼ばれる「寺泊魚の市場通り」。
海鮮が大好きな私にとって魚のアメ横なんて言われたら
是が非でも行かなければならないスポットだ。
長岡駅からバスで約1時間。
今回は海沿いをついでにドライブしたいという思いがあったので
ホテルの近くでレンタカーを借りて車で行くことにした。
長岡の駅前から40分ほどで到着。
川沿いの信号のない道をひたすら走って行けるのでとっても気持ちいい!
寺泊市場の駐車場は無料で800台?も停められるようなので安心。
アメ横を想像していったので、着いた時の率直な感想は
「あれ・・・?これだけ・・・?」という感じ。
この日は3連休中日だったのでとにかく人が多く
自分のペースで動けずゆっくり見ることも選ぶこともできないほど。
外のちょっとした席も終始埋まっていたし、なにより暑さが半端なくゆっくりなんてしていられない。
とりあえずは端から端まで一通り見てみようということで
人混みの中、滝汗をかきながら移動し人の隙間から売っているものをのぞく。
浜焼きがずらりとならんでいておいしそうなにおいがして食欲をそそられる。
空いていて、もう少し涼しかったら端から買ってしまったかもしれない。
寺泊の名物は蟹のようだけれど売っていた蟹は北海道から取り寄せたものらしい。
軽くしか見ていないけれど、食べ歩き用の蟹はみつけることができなかった。
(6月〜8月は休漁らしい・・・?)
鮮魚コーナーにはあまり人がいなかったためゆっくり魚を観察することができた。
魚って本当に不思議でまじまじと見てしまう。なんてきれいなんだろう・・・。
でっかいタコ発見!頭だけで手のひらより大きかった。
こんなのが普通に生活している海ってやっぱり怖い。
未知がたくさんすぎてとても神秘的だけどワクワク感よりも恐怖のが大きく感じる。
暑さと混雑で食べ歩きする気になれなかったので
美味しそうな海鮮丼の看板を出しているお店に入ることにする。
もちろん長蛇の列だったけれど、ちょうど12時だしどこも混んでいるだろうと諦めて並ぶ。
意外と早くて15分ほどで中に入れた。
靴を脱いであがると、中はお座敷で細長いテーブルが並び結構広い。
蟹ラーメンか蟹定食かうにといくらの2食丼でかなり迷ったけれど結局2食丼を注文。
頼んだ後からやっぱり蟹系のものにするべきだったかと後悔したけれど
きらきらのウニといくらを見た途端そんな考えはふっとぶ。
美味しすぎて舌がとろけた・・・。
ひさしぶりにこんなに美味しいウニを食べた。
お味噌汁のようなものが、寺泊の名物料理である「番屋汁」。
昔、漁師さんたちが番屋(浜小屋)で毎日のように食事として食べていたもので
旬の野菜と魚をぶつ切りにして入れ煮込み、味噌とネギを入れてつくるそう。
海鮮丼にセットでついてきたのだが、これがかなり大きくて大満足。
大量に番屋汁をのんでお腹いっぱいになってもう何も食べられないと思ったのに
歩いている人が持っている真っ青なソフトクリームに惹かれて
「潮ソフト」を購入してしまった。
爽やかで冷たくて、夏にぴったりの最高のデザートだった。
寺泊の市場通りから富山方面に海沿いドライブをしていたら道の駅を発見。
「道の駅越後出雲崎 天領の里」という名前の駅で、海からすぐのところに立っている。
おいしそうなご当地ビールを何本かお土産で購入。
気持ちよさそうに海につかっている人たちをみながらぼーっとする。
新潟に来てやっと海をみれた。あ〜ビーサンもってくればよかった〜。
長岡駅までは40分。また信号のない気持ちのよい道を走って
あっというまに長岡の駅近くまで到着。
途中おやつにおにぎりでも食べようかと思い
「おにぎりハチ」というおにぎりのお店に寄ったのだがなんとお休みで意気消沈。
海鮮丼を食べてからまだそんなに時間がたっていないし体も動かしていないのに
無性になにか食べたい気持ちになってしまい
気になっていた長岡駅近くにあるレストランにいってみることにした。
ここで食べられる洋風カツ丼というのが長岡代表名物らしい。
調べた時に、昭和レトロな雰囲気のレストランと書いてあったのだが
入り口からもうすでにものすごいレトロで、レトロ好きな私は大興奮。
昔からあるような喫茶店みたいな感じ、本当に素敵!
入り口にお目当ての洋風カツ丼の写真を見つけ、これだ!
とウキウキしながら店内に入る。
洋食屋さんって感じの店内でとても静かで居心地の良い空間。
メニューを開くと普通の洋風カツ丼まるまる一皿の他に
ハーフ&ハーフとトリプルという食べ方もできるということに気づいた。
トリプルはケチャップベースの洋風カツ丼、カツカレー、ステーキ丼を少しずつ全部食べられる。
ステーキがたまらなく美味しそうでトリプルを頼むことにする。
これにして正解!どれもとってもおいしすぎて
結構ボリュームがあるにも関わらずペロリと食べてしまった。
お目当ての洋風カツ丼…よりカレーとステーキ丼の方がおいしかったかも…。
カレーの辛さは1、3、5、10、20、50倍があって
50倍を食べ切るとお店の外通路に写真とコメントを貼ってもらえるらしい。
かなりたくさんの人が挑戦して成功しているみたいでコメントを読むのがなかなか楽しかった。
わたしは結構辛いものが大好きなのだが
いつもこういう時びびって普通より少し辛めくらいのものにしてしまう。
今回ももちろんびびったので3倍にしてみたけれど、5倍くらいは余裕で行けたなと思う。
レトロなお店の雰囲気に流されてクリームソーダまで頼んでしまった。
クリームソーダをのむと子供に戻ったような気分になる。
ちなみにクリームソーダに入っているさくらんぼはぶよぶよしていてあまり好きではない。
おなかいっぱいでもう1歩も歩きたくなくなったのでホテルに戻って休憩することに。
車を返してホテルで数時間爆睡する。
新潟最後の夜なので夜の街に繰り出し、昼間歩いた時に気になっていた
レトロ風な入口の居酒屋むらにいくことに。
中に入ってみるとふつうの小ぎれいなチェーン店のような居酒屋ですこしがっかり。
早々にお店を出て次のお店を探し徘徊を始める。
そして駅すぐ、ホテルからすぐのところにこぢんまりとした創作居酒屋を見つける。
「繋」というお店で、「長岡の日本酒全16酒造」という張り紙に惹かれて入ってみることにした。
店内はそんなに広くないけれどとても居心地のよい雰囲気。
カウンターに通してもらい、さっそく日本酒を注文。
昼間お土産屋さんで日本酒を試飲させてもらった時に
辛口じゃない方が好きみたいだとわかったので、辛口じゃないめのものと選んでみる。
透明なおしゃれ升に入ってきた日本酒はとてもおいしかった。
ついに日本酒に目覚めてしまった。
そのあとも季節限定の日本酒なんかも頼んでみたりして新潟最後の夜を満喫できた。
余談だが、お通しででてきたラムのスープがおいしすぎて
定番メニューにして欲しいとお願いしたいほどだった。
次の日は3連休最終日、新潟駅まで向かう。
1時間に1本くらいしかないJRの鈍行に乗り1時間半ほどで新潟駅に到着。
もともとはここに泊まる予定だったけれど、ホテルを間違えたおかげで
予定になかった長岡に行けていろいろなおいしいものを食べられて、飲めて、本当に良かった。
さてさてついに今回の旅の目的であるおにぎり屋さんに向かう。
が、しかしバスで行こうと思ったのだが乗り場がよく分からない。
下調べを全然していないからどこの停留所でおりるかも分からない。
人に聞くことも出来ずウロウロしていたら
新潟ラブみたいな感じのモニュメントを発見したので一応写真を撮っておく。
フォトジェニックってやつ?
なんとかお店までたどりつけそうなバスを発見。
お目当てのおにぎり屋、「豚米」までは新潟駅からバスで10分弱、降りてから5分ほどあるく。
とおい…とにかくあつくてあつくて歩くのが億劫でしかたなかった。
それでも天気予報によると東京よりも5度ほど低いようで、新潟に来てよかったと思う。
ついにたどりついた豚米!11時開店で11時15分頃ついたがお店の中はそんなに広くなく
カウンター席はもううまっていてお座敷席に通される。
もちろんまずはビール。そしてウキウキしながらメニューを手に取る。
種類ありすぎ!これは1回しか来ないのはもったいない!
かなりの時間悩んだあげく、卵×明太子、梅×おかかを注文。
どの具も大好きだから、まずどれを選ぼうか、そしてどう組み合わせようか
いろいろ考えるのはとても楽しかった。
こんなにあつくなければお土産であと2つくらいもってかえっておやつとか夜ご飯に食べれるのに。
やってきたおにぎりは新潟に来る前に写真で見た通りの
でっぷりさと具の多さで食欲をさそう見た目。
具は上だけなのかな?と少し不安になりながら一口で頭の具の部分をいただく。
めちゃくちゃおいしい。そしてなんと、おにぎりの中心にもたっぷりちゃんと2種類の具が入っていた。最高〜天国〜。卵×明太子はじめてやったけれどこんなにおいしいんだ…
あきらか卵食べ過ぎだけど気にしない。
梅×おかかも間違いない味、とってもおいしい。
写真は2人分。
2人でいくと一緒に頼んだ分が1つのお皿に乗ってくる。
数ヶ月前からずっと食べたかったこのおにぎりをやっと食べられて
しかもものすごく美味しくて大満足。
これは新潟来る度にこなければ。東京にも店舗出してくれないかなあ〜
でもそうしたらここでしか食べられないありがたみがなくなって美味しく感じなくなるのかな。
このおにぎりのお陰で新潟に来れたてとてもよかった。また来よう。
おなかいっぱいになったので、すこし歩いてお腹を減らすために
ガイドブックにのっていた沼垂テラス商店街にお散歩がてら行ってみることにする。
沼垂と書いて「ぬったり」と読む。
一度新潟駅に戻り、そこから違うバスに乗ること7分ほど。
閑散とした商店街に降り立ち、そこから2分ほどあるくと沼垂テラス商店街の標識が見えてくる。
雰囲気ある商店街入口。
もともとは市場だった通りを地元の若者たちがおしゃれに再生したスポットだそうで
飲食店・カフェ・居酒屋・ハンドメイドショップ・雑貨屋さん
ペット用品店・陶器屋さん・観葉植物のお店・コワーキングスペースなど
いろいろなお店が集結しているとガイドブックに書かれていたので
おしゃれなものいろいろ欲しくなっちゃったらどうしよう〜
なんて期待を膨らまして行ってみたのだが・・・
あれ?思っていたより栄えていない…?閉まってるお店が多い?
ぱっと見何のお店なのかも開いているのか開いていないのか分からないお店が多く
1件ずつopen closedの看板を探しながら歩いていく。
火曜水曜はお休みのお店が多いらしく、おすすめは金曜土曜とのこと。
この日は月曜(祝日)の正午前後。
祝日だからか火曜水曜じゃないのに閉まっているお店が多かったのか?
ここにくる時はしっかりと営業時間と定休日を調べてからきたほうがいいみたい。
どこのお店もレトロで質素なおしゃれ感がただよっているのだが
とにかく人がいなくて閑散としすぎていて不安になってくる。
青人窯という陶器屋さん。陶器が大好きなので勇気を出して入りさらっと一周して出てくる。
こぢんまりとした空間の中にあたたかみのある陶器たちが並んでいた。
陶芸体験も不定期(要予約)でおこなっているらしい。
思わず入りたくなるような雑貨屋さん。
今回は暑さにやられていてさっさとカフェに入りたかったため
ここには入らなかったけれど次回はぜひともゆっくり見てみたい。
ガラス工房、taruhi glass works。とんぼ玉作りを体験できるらしい。
15分で作れるとのことでやってみようか悩んだけれど
人に見られながらやる物作りやアクティビティが大の苦手なので断念。
この建物の1階は、野菜・果物・味噌や醤油や豆腐や油揚げまで売っているという佐藤青果物店。
HPの情報によると、朝の3時半から営業しているらしい・・。本当かな・・。
2階はなんとコワーキングスペース。
その名も「しごとば灯台」こんなところにそんなもんがあるの?!とおもわず呟いてしまう。
昔は集会の場に使われていたと知り、納得。
共有スペース、個室の他にキッチンもついているそう。
このちょっと海外チックな外見のお店は「まいにちたべたいごはんのおみせ」miiba。
その日の食材で、その日その日で違う味の心のこもったご飯をいただけるご飯屋さん。
miibaさんというかたがご飯をつくってくれていたらしいのだが
今は息子さんがたまに開いていて、テイストが変わったようだ。
まいにちたべたいごはん、食べたかったな〜。
さて、ひととおり商店街を歩いて暑さに負けて飛び込んだのが
このおしゃれ感だだもれのカフェ「ISANA」。
中が見えず入るのにとまどったが、入り口のグレープフルーツソーダの看板を見て
無性にグレープフルーツソーダが飲みたくなり勇気を出してドアを開ける。
中は狭いけれどおしゃれで
いろいろなところにこだわりが見え隠れする、まるで秘密基地のような空間。
かざってある絵がとても味があって1枚1枚じっくりと見てしまう。
カフェスペースと販売スペースにわかれていて
注文をしたあとのんびりと販売スペースを見ることができる。
どこの席も魅力的でさんざん迷った挙句、入り口側の窓の下の席にした。
軽井沢なんかにありそうな木の温もりを感じるおしゃれカフェ。
暑い暑い中やっとありつけた冷たい飲み物。
さっぱりしていてとってもおいしい!
木のコースターがとってもかわいくて、販売スペースにも売っていたので買おうかかなり迷ったけれど
自分の家にはこんなおしゃれ小物は似合わないので買うのはやめにした。
ものすごくかわいかったな・・・。
メニューは手書きでこれがまたものすごくかわいい!全部美味しそうにみえてしまう。
実際美味しいんだろうけど。
いつも思うけれど、絵が上手な人ってうらやましすぎる、絵が上手な人に生まれたかった。
おしゃれで居心地のいいカフェで、もう暑いから外に出たくないなんて考えながら
のんびりと新潟の観光地を調べていたところ
近くに今代司酒造の酒蔵があり、見学できるということを知る。
しかもちょうど30分後の見学の枠がまだ数枠あいていた!
今回の旅行の目玉はおにぎりだったのだが
もうひとつのお目当ては酒蔵で日本酒を飲むことだったのを思い出して早速行ってみることにする。
Google map上では徒歩8分となっていたので、歩いていくことに。
暑い中ひたすらmapと睨めっこしながら歩く。
新潟涼しそうだな〜なんて思ってきたけれど、全然そんなことない、ふつうに汗だく。
たしかに10分かからないくらいでいかにも酒造らしき建物にたどりつく。
わくわくする外観。
酒蔵入り口。見学の人は、入り口付近でツアーのはじまりをまつ。
入り口には日本酒に関わるものを販売しているショップがあるので
待ち時間も飽きることなく楽しめる。
週末飲み販売されているという酒蔵プリン。
大吟醸ソフトと迷ったが、酒蔵プリンを食べることにする。
あまり甘くなく、酒粕の香りが少しだけして、とても美味しい!
おかわりしたいほどのおいしさ。
これはここにきたら絶対に食べてほしいと自信を持ってお薦めできる!
そしていよいよ集合がかかり、酒蔵見学が始まる。
入口から木の桶や木造の建物の物々しさに圧巻される。
製造方法や機械の仕組み、新潟の酒造の仲のよさや昔と今の違いなどなど
いろいろなことを説明してくれる。
日本酒にちょっと興味があったくらいのわたしだったが、とても楽しくお話を聞くことができた。
日本酒の歴史や製造方法などなどについて学べるコーナーもあり
日本酒の魅力を知ることができる。
なんでもいいから日本酒飲めるようになりたいくらいの思いで新潟にきたけれど
見学が終わる頃にはぜったい純米酒飲んで帰る・・・なんて思えるように。
純米酒の原料は米と米麹、水のみでアルコール添加がないというのを聞いて
お米の本来の味を感じられそうでおいしそう・・・
なんて思ったからだ。
見どころのひとつであるかっこいい看板。
みたこともないような機械。おじさんたちがなつかしいなあ〜!
なんて話していた。
見学の後は、入り口の試飲スペースで3種類の日本酒を無料で試飲。
季節限定の風鈴という日本酒がものすごく美味しかった。
あとから調べてわかったけれど、純米酒だった!
1000円払えばもっとたくさんの日本酒を試飲できたのだが
べろべろになってしまいそうなのでやめておいた。
まだまだ新潟駅で行きたいところ食べたいものはあったけれど
もう日本酒を飲みたい気持ちが膨らみすぎていたので
前日の夜にガイドブックで発見して絶対行きたいと思っていた回転寿司屋さんに行って
おいしい日本酒とおいしい海鮮をいただくことにする。
新幹線で越後湯沢駅まで移動。
越後湯沢の駅ビルの中にある「越後の味蔵 回転寿司 本陣DINING」。
ガイドブックに載っていた「こぼし三種」という
いくらとうにと海鮮がシャリの上からこぼれ落ちている写真を見てしまって
それがどうしても食べたくてやってきた。
お店は普通の回転寿司と同じでカウンターとテーブル席があってカウンターに通される。
早速日本酒を頼む。佐渡島の1000年の杉という日本酒を頼んだのだが
美味しすぎてびっくり。これは本当に日本酒にハマりそう。
そしていよいよお目当てのこぼし三種。
ガイドブックの写真よりはこぼれていない気がするけれど
いくらとうにをこんなに食べらるれなんて、幸せ。
惜しみもなく一口でほおばり幸せを噛み締める。
そこに日本酒をながしこみ新潟をゆっくりと味わう。
もう一つのお目当てが「かにほぐし豪快盛」。
こちらももちろんおいしすぎて、結構量があるにも関わらずぺろりと平らげる。
駅ビルの一角にちょこんとある回転寿司屋さんなのに
めちゃくちゃに美味しくて大満足。
新潟旅の締めくくりの最後のご飯にぴったりな最高のお店だった。
これは新幹線代をケチらずにきて本当によかった。
駅中のカフェの入り口の温泉水のかき氷の看板をみてぜひとも食べてみたいと思い
お店に入ったらもう閉店の時間とのことで
他に温泉水のかき氷を食べられるところを調べたら
越後湯沢の駅からすぐのカフェで食べられると出てきたので駅を出て向かったが
そこももう営業終了していて結局食べることができなかった。
越後湯沢駅の駅前には足湯できる場所がある。
今回は時間が足りなくて越後湯沢はぜんぜん回れなかったけれど
どうやら自然がいっぱいの地域のようで、次新潟にくるときはぜひここにきたいなと思った。
温泉水のかき氷も必ずリベンジしようと思う。
駅ビルをうろうろしていたらまさかの温泉を発見。
入り口の「糀を飲もう。」と掲げているお店も気になる。
ちらっと温泉を覗いてみたら、なんと酒風呂!!!
前に福島で酒粕風呂みたいなのに入ったときとても気持ちよくて
ずっと入りたかったお酒のお風呂・・・。
温泉なんて全く入る気がなかったのでなにも準備していなかったけれど
酒風呂入りたさに、吸い込まれるように入ってしまった。
こぢんまりとした温泉でとても居心地が良く
福島のお酒のお風呂とは少し違ったけれど、酒風呂はやっぱりとても気持ちよかった。
まさか新潟の最後が温泉で終わるとは思っていなかった。
お土産としてしっかりとお酒の入浴剤を買う。2本も。
家で酒風呂ができるなんて嬉しすぎる!
温泉の外には温泉利用者のみ使用できる休憩スペースがあって
糀らってという糀を使ったドリンクやデザートを販売しているカフェでテイクアウトしたものを
ゆっくりといただける。
温泉後の糀って絶対健康や美容にいいでしょ
なんて根拠もないのに絶対そうだと思いこみながらあっというまに飲み干してしまう。
とてもおいしかった。
この温泉と糀らって、セットで近所にできないかな。
おにぎり目当てに行ったけれど
気づいたら日本酒にハマって飲んだくれた新潟旅行。
日本酒飲めるようになりたいと思っている人には間違いなくとにかく新潟行ってみて!
と言いたい。
広い広い新潟は2泊3日じゃあぜんぜん足りなかった。
旅行している間に行きたいところや食べたいものがどんどん増えてしまったので
涼しくなったらまた行こう。
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